Museum::Shushi bis
辻邦生さんの文学の紹介、文学、クラシックやジャズ、美術。
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今日はマーラーの6番をルツェルンのアバドで
2007年08月12日 (日) 22:49 | 編集
Gustav Mahler

マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》アバド、ルツェルン祝祭管弦楽団 マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》アバド、ルツェルン祝祭管弦楽団
アバド(クラウディオ)、 他 (2007/07/25)
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昨日の成果(あるいは意欲の結果)のひとつが、このアバドがルツェルン祝祭管弦楽団を2006年8月に振ったマーラー交響曲第6番のライブ映像のDVD。

この数ヶ月マーラーを聴き直しているのですが、その中でも昔と比べて僕の中で格段に重さを増しているのがこの6番なのです。そういうわけで、ブーレーズ盤やアバド盤を聴いているわけです。それで、タワーレコードでこの曲のDVDが流れているのを見て、即大人買いしました(これもか、という感じですが……)。

まだ全曲を見たわけではありませんが、第一楽章を聴いた印象。冒頭の気合いの入り方、特にコントラバスのパルスがすごいなあ、と。そしてアルマのテーマのところ、綺麗ですね、カンタービレっていうのはこういうことを言うのでしょうか。ヴァイオリンの音量、あるいはボウイングとでも言うのでしょうか、歌わせ方がとても巧い。

それから映像で見ると、アバドさんの指揮棒の振り方って、こんなに大きかったかなあ、と思いました。

ルツェルン祝祭管弦楽団はマーラーユーゲントオーケストラが母体で、そこにベルリンフィルの主席級の方々などが加わっているらしい。「復活」をやったときには、エマニュエル・パユもいたのですが、今回はいない。でも、ビオラのヴォルフラム・クリスト氏も参加されていますし、クラリネットのザビーネ・マイヤーさんもいらっしゃる(マイヤーさんはベルリンフィルではないですが)。ベルリンフィルに造詣の深い方ならもっと指摘できるに違いないだろうけれど、そこまで顔と名前が一致していないのでご勘弁下さい。とはいえ現代のスーパーオケであることには変わりないのですが。

そうそう、有名なハンマーを叩くシーンを観ましたよ。すごく大きな金槌で板を叩いている。6番はCDでしかきいたことがなかったので、びっくりしました。

それから、驚いたことに、今までのCDでは二番目に演奏されたスケルツォが三番目に持ってこられている。確か、マーラー自身も第二楽章と第三楽章の位置を入れ替えたりしているので、そのあたりを勘案してアバドさんも入れ替えていると思いますが、こちらもちょっとびっくり。


今日は7時過ぎに起床して、9時前にはいつものカフェに到着。PCの充電が不十分でしたが、なんとか12時までは仕事をすることができました。帰宅してからは急な来客があるということで、少々部屋の片づけなどを。お客様が帰られたのが16時頃。空は文字通り雲一つなく、空気も澄んでいる感じでした。

近くの見晴らしの良い場所から都心方面を眺めたりしていたのですが今まで気づかなかったのが不思議なくらいよく見える。オペラシティとか都庁が地平線(?)から頭を出しているのが見えてちょっとした感動。ここから見えるなんて本当に知らなかったですから。新鮮な気分でした。

それから少々午睡。食事をとって明日の準備などをしているともうこんな時間になってしまったという感じ。今日は午前中は良かったですが、午後以降は少々エンジンの出力が落ちた感じ。今週も暑そうですがガンバリます。
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ショルティの振るマーラーの6番を聞く
2007年07月29日 (日) 15:28 | 編集
Gustav Mahler

マーラー : 交響曲第6番イ短調 「悲劇的」 マーラー : 交響曲第6番イ短調 「悲劇的」
シカゴ交響楽団 (1994/04/22)
ユニバーサルクラシック

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この一ヶ月ほどで、最も好きな曲達の仲間入りを果たしているマーラーの交響曲第6番ですが、今日はショルティ盤を聞いてみました。のっけから切れ味のある鋭い演奏。スネアドラムのキレがとても良いです。雄々しさをも感じます。だから、美しいアルマのテーマもどこか力強さを感じさせます。アルマ・マーラーの奥底まで見透かしたような演奏。シカゴ交響楽団は本当に巧いですね。もちろん、シカゴの管が巧いという先入観があるから、というのもあるのでしょうけれど、ホルンのフレージングとかいともたやすく吹いているように聞こえるのですが、本当はとても難しいのだろうなあ、と思います。いろいろと意見はあるみたいなのですが、僕個人としてはショルティのマーラーはそんなに嫌いではないな、とおもいました。今日も気づけばマーラーを聞いていました、という感じです。
今朝は5時半に起きました。この一ヶ月のなかでは一番早起きかも知れません。少し疲れていましたが、少々仕事を。途中で脱線しましたが、8時に朝食をとるまではなんとか続けられました。朝食はシリアルにレーズンを入れてミルクを注いだもの。こういう朝食はとても大好きです。

食べながらNHKの「小さな旅」を見たのですが、祐天寺界隈が取り上げられていました。その中でも感銘を受けたのが、祐天寺で戦後からパン屋を経営しているおじいさんの話。昔ながらの形をした、あのグローブのような形のクリームパンを丁寧に丁寧にラップに包んでいるのです。その真摯で優しい姿をみて感涙。途中から見たので文脈が分らないのですが、パン屋はなぜか午前1時に開店するのですが、その時点でパン屋の前には長蛇の列。しかも若者が多い。シャッターを開けるおじいさん。若者達はおそらくは深夜まで仕事をしたり遊んだりして祐天寺に帰ってきたのでしょうが、その彼らが、夜食や翌日の食事にとパンをどんどん買っていく。やはりおじいさんの人柄に惹かれて買っているということもあるでしょうし、パンももちろんおいしいのでしょう。祐天寺近くに住んでいたら絶対に買いに行きたいなあ、と強く思ったのでした。

日本もいろいろ世知辛くなっていますが、こういうあたたかい話もまだ残っているんだ、と思うと、幸せな気分になりました。きっと、あのパンを食べている人も、いろいろ大変な世の中なかで、必死に生きているのだとおもうのですが、パンを食べてひとときの幸せを感じて、おじいさんからもパンからも生きる力をもらっているのでしょうね。久々にいい話を観て良かったです。最近、ニュースを見たり聞いたりすると憂鬱になるので、あまりニュースを見ないようにしてますし、新聞も読まない感じなのですが、こういうテレビ番組でしたら何度でも観たいな、と思いました。

今日は何とか日内に更新できました。先週はいろいろあって一日遅れで何とか書きつないでいるという感じでしたが、週末休めたおかげで何とか書けた感じです。明日からの一週間も仕事的にいろいろありそうですが、更新して行ければいいな、と思っています。
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仕事のこと──日記帳
2007年07月23日 (月) 23:59 | 編集
いけませんね、本当に。大遅刻です。

音楽、ちゃんと聴けていませんね。ブーレーズのマーラーの6番を執拗に聴いています。ブーレーズの指揮、都会的でスタイリッシュな感じ、と書きましたが、結構速度は粘っこく動かしているような気がしています。テンポで都会的色合いを付けているのではなく、やはり響きの面でコントロールしているのですね。そういうことが分かってきました。

シノポリ盤のマーラーの9番も少し聴きましたが、うーん、なんともとりつく島がないような……。山腹に本来あるべきはしごがなくて登れないような気分。



部下の反目というものは、たとえ自分が当事者でなくても胸が痛むもの。さりとて目を瞑るわけにも行かず、反目する部下の事情を察してあげて、話を聞いてあげることも必要。それで、まるでサルベージ会社のダイバーよろしく深海に降りる気分で話をしてみると、当人も反目したことを少々後悔している様子。それで、なんとか間を取り持つことができた。ここまでで、相当気を遣ってますんで、疲労困憊。自分の仕事進まない……。それはそれで取引先からプレッシャーかけられるし。いたた。
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寝坊してしまいました──ブーレーズのマーラー6番
2007年07月22日 (日) 23:59 | 編集
寝坊してしまいました。昨日の疲れがまだ残っているようです。疲れ具合は、6月30日のときよりも少ないのではないかと思っていたのですが、今日になってみると、足の筋肉の痛みが増している……。

それでも体にむち打っていつもの休日のように近所のカフェで仕事を。いつもiPodをもってカフェに行くのですが、聴く音楽によって、仕事のはかどり具合が違います。なかなか仕事に入っていけなかったのですが、ブーレーズが振るマーラーの9番を聴き始めてようやく仕事に乗れてきた感じです。

午後には帰宅したのですが、家の仕事をやっているうちにあっという間に夕方に……。それで憂鬱になるのはサザエさん症候群という奴でしょうか? 本当はやりたかった仕事が出来なくて少々欲求不満気味。それでも家の仕事をやったので、良かったかなあ、と思っています。

Gustav Mahler

Mahler: Symphonie No.6
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今日、図書館から借りてきたブーレーズが振るマーラーの交響曲第6番をiPodに入れました。改めて聴いているのですが、こういう純粋な感じ、整理された感じ、あるいはスタイリッシュな感じ、きらいじゃないなあ、と思いました。吉田秀和さんは「はたしてこれはマーラーなのだろうか」と書いておられましたが、こういうマーラーも良いのではないか、と思います。確かに、ウィーン的なものとボヘミア的なものの混交、都会と田舎の混じり合いといったマーラーの特徴が後退しているということは言えると思うのですが、かえってそうしたすっきりとした感じのほうが良いなあと思うこともあるのです。ショルティが振るマーラーにも似たようなイメージを感じたこともあります。繰り返しますが、僕はブーレーズ盤の6盤、大好きです。

それにしても気になるレヴァインのマーラー。タワーレコードのウェブサイトではいくつか入手できそうなのですが、6番だけ扱っていません。Amazonでは6番も扱っていますね。小遣い帳とにらめっこしながら、買うか買うまいかと悩んだのですが、結局プルースト関連の本を買ってしまったので、レヴァインはお預け。月末の給料日になったらもう一度小遣い帳と相談しようと思っています。あるいは、都心に出る用事があれば、タワーレコードの実店舗でも見てみたいなあ、と言う思いも。これはきっと買うと思いますです、はい。
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今日は少し短め──ブーレーズのマーラー9番
2007年07月02日 (月) 22:50 | 編集
今日は少し短めです。
マーラー:交響曲第9番
マーラー:交響曲第9番
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ブーレーズ(ピエール) シカゴ交響楽団 マーラー
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ブーレーズのマーラー9番を聴きました。これは、もうほとんどベルクの「ルル組曲」にきこえてしまいます。冒頭2分45秒過ぎあたりからの、弦楽合奏にトランペットがかぶってくるあたりからの音作り、これは、もう「ルル組曲」の世界です。マーラーの音楽の中には、過去と未来の作曲家がかいま見えると言いますが、ブーレーズはまさにマーラーの音楽の中にベルクを見せてくれたと行っても良いと思います。

ブーレーズは、テンポは動かしているのですが、アバドのようにドラスティックに歌わせるためにテンポをいじることはしていないようです。よく言われるようにとても冷静な音楽作りです。やはり大陸合理論の故郷、フランス生まれですね。きちんとリズムを刻んでいて、テンポを粘っこく動かしません。素っ気ないと言えば素っ気ないのですが、思った以上にこういう音作りが好きなことに気づきました。

イメージで聴いてはならないな、と言い聞かせながら聴きました。後でも書きますが、ブーレーズといって連想されるイメージをできるだけ排除して、先入観なく聴こうとしました。ところが、やはりどうしても冷徹な現代の都会のようなイメージが浮かんでくるのです。スタイリッシュで、洒脱で、メカニカルで、冷静で、人気のない感じ、です。僕の中のブーレーズの先入観を肯うしかない、と言う感じでした。

ちなみに、ブーレーズのルル組曲はこちらを愛聴しております。ルルの悲鳴がめちゃくちゃ怖いです。一人で夜聴くと、下手なホラー映画よりもこっちの方が怖いです。まあ、「ルル」自体、ホラー映画のようなものなのですが。

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吉田秀和さんの特集番組を見ました。日曜日の22時からNHK教育テレビで放映されていたのを録画したのです。今日は最初の30分弱ぐらいを見たところでストップ。続きは明日以降になりそうです。

音楽を言葉に置き換えるということのすばらしさを語っておられました。並大抵の難しさではないのだ、とおっしゃっています。ですが、ぴったり当てはまる言葉や文章が見つかるときの快感と言ったら並大抵のものではないともおっしゃっていました。

僕もこうしてブログで音楽感想を書いておりますが、ぴったりとした言葉をきちんとかけているのかどうか、とても不安になることがあります。それから、たとえばブーレーズの指揮は都会的、メカニカル、といったような先入観に囚われたまま聴いているのではないか、カラヤンと言えば流麗な美しさ、という風に語られることが多いですが、そうした事前の知識の色眼鏡をかけて音楽を聴いていないか、あるいは、色眼鏡をかけたまま文章を書いていないか、ということがとても気になります。

「主題と変奏」、僕も読んだことがあるはずですが、ほとんど忘れてしまった感がありますね。また読まなければならなそうです。ああ、読む本がたくさんあります。ありがたいことです。でもいつ読むんやろか……。寸暇を惜しんで読まねばなりません。
今日の往路は、辻邦生師の「春の戴冠」の再読を始めました。これも再読せねばせねば、とずっと思い続けていたのですが、ようやく手に取ることができたという感じです。30頁ほど読んだだけでもうお腹一杯です。あまりにも素晴らしすぎて、何から離したらいいのか分からないぐらいなのです。とにかく、なかなか進みません。一つ一つの描写が美しくて、ゆっくり味わいたいと思うと言うことと、思想的な背景や、辻邦生師がどうやら悩んでいた「現実と芸術の結節」という問題が最初から取り上げられていて、自分自身の問題と重なり合うような気がして、思いを巡らせたりしていると、あっという間に電車が駅に着いてしまうと言う感じでした。

春の戴冠、本当に長い作品で、僕の感覚だと「背教者ユリアヌス」よりも長いのではないか、と言う感じを持っています。さらに、この作品を難しくしているのは、フィチーノなどのルネサンス期の哲学思想が多く盛り込まれていると言うことです。この点については、先日哲学科の先輩から話を聞いて参考書を教えて貰いました。佐藤三夫さんという方の著作と、クリステラーという方の著作の二冊です。おそらくは、辻先生もこの参考書を読んでいたのではないか、と先輩はおっしゃっていました。

でも、ほんとうにこの作品を日本人が書いたというのは、俄には信じがたいものがありますね。イタリアルネサンスをここまで流麗に美しく描かれるとは世界レベルの偉業だと思うのです。辻邦生師を初めて読んだときのことを思い出しました。日本人でもこういうふうに西欧での出来事を書いてもいいんだ、書くことができるんだ、という驚きでした。辻邦生師の文学が好きになった理由の一つがここにあります。

春の戴冠については、残念ながら文庫本は出ていません。僕は、最初に出版された版で読んでいます。これから読まれる方は全集を買うことになるのかな、と思います。
今日は短い、と言いながらこんなに書いてしまいました。ちょっと時計が気になる時間になってきました。今日はこのあたりで失礼しようと思います。また書いていきますので、よろしければおたちよりください。
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週末にかけてまた10位以内に戻ることができました。どうもありがとうございます。
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